日本語の魅力を感じる言葉に
出会いました。
「漁火明減(いさりびめいめつ)」
明減を「めいげん」と呼ばずに、
「めいめつ」と呼ぶのが良いです
ね。
これは、イカ釣りをする際に
漁師たちは、明かりを使って
イカをおびきよせます。
その漁の様子を遠くから、じっと
眺めている。絵のような言葉です。
真っ暗な海に、イカが集まってくる
ように船に沢山の電球をつけて、
その光が遠くからみていると、波の満ち引きでゆらゆらと揺れている
ああ、夏の夕涼みに、海を眺めていると、ゆらゆらと遠くに漁火が見え
イカ釣り船の光が、明滅(めいめつ)しているさまです。
高校生の時に、同じような日本語の美しさを表現で聞いたのが、
「夕凪(ゆうなぎ)」と言う言葉でした。
夕方に風が止まった状態。風力ゼロを言うらしいですが、まさに漢字が
それを表現しているのに、驚きました。
夕凪の現象を科学的に言うと、海の沿岸地域では、気圧傾度が弱く天気
のよい日には、日中に海風、夜中に陸風が吹く。
海風から陸風へ切り替わるときの無風状態がおこるとのことです。
こんな日本語の美しいと感じる時間を時には、持ちたいです。
0 件のコメント:
コメントを投稿