人が感動するのは、「相手の気持ち
に寄り添う時」だと昨日の大河ドラマ
を見ながら、感動しながら思った。
ドラマの中では、主人公黒田官兵
衛が、織田信長に忠誠を誓う為に
人質を出すシーンにおいて、国の
城主が我子をかばいださないのを
見かねて、官兵衛自身のわが子を
出す。当然、妻は反対する。その
両親の言い争いを聞いて、子供は、
自分で人質になると言い出す。
子は、自分の父親の為になるなら、働きたい、そして見聞を広げる為に
自国を出て人質になる。と言うのである。若干十歳の子が、そこまで
言えるのか?子供のしっかりとした成長にも驚くが、子が親を思う気持
ちに感動する。
相手の気持ちに寄り添う、他の人の気持ちを推し量る。
まさに、忖度(そんたく)である。
『忖度』と言う漢字は、その漢字の形からも深さを感じる。
「りっしんべん」は、心を表わし、「寸=すん」は、一寸=わずかな距離、
「度」は、温度。すなわち、相手の心のわずかな距離で、その温度を測る
相手の気持ち、熱いのか、冷たいのか、その温度から相手の心の温度を
心に手を当てて測るように、寄り添い、相手の気持ちを理解する。
そしてその気持ちに寄り添いだした答えに、相手の気持ちを推し量り理解
したうえでの行動に、人は感動をするのである。
日常の仕事や生活において、あまりにも平和な我々は、与えられる事ばかり
を主張し、指示待ちでいるのではないか?
今後ますます、会社においても、家庭においても、
おそらくこの『忖度』をすることが、
忖度できる人間が、大事とされるのだと思う。
私も含めて、この新し期が始まる四月、少しでも、
会社の仲間、家族の気持ちに寄り添い
結束、心を一つにして、向上したい!
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