卒業式に女性が、袴をはくのは、
いつの頃からか?
神社の巫女さんの赤い袴姿は、
可愛くもありまた清楚で、清潔感も
あってとても良いと思う。そもそも、
女性の袴を調べてみると、平安
時代や鎌倉時代でも、女性が袴
を穿いていたようである。そして、
西欧文明の導入と共に、立って
歩き椅子に座る生活が公式に
なってくると、女子も外を歩く
ことが容易で、裾さばきを気に
しない服装が必要になってくる。
宮中では1880(明治13)年、
袿袴姿の袴を切袴にして、袿の裾を
たくしあた「袿袴道中着姿」が導入され。それ以前に一般の女性たちも、
外出を必要とする職業にある当時のキャリアウーマンたちは、必然的
に袴をはくようになった。
卒業式に袴をはくようになったのは、今から約三十年くらい前に、
『はいからさんが通る』 という少女マンガが流行った影響があるようだ。
主人公は大正時代の女学生で、通学に矢がすり
の着物に袴をつけ、編み上げブーツをはいて、
さっそうと自転車にのって学校に通っていた。
そのころから卒業式に袴を着る人が多くなったようである、 それまでは
振袖姿のひとが多かった、着物業界もアニメ人気で高まった袴姿を
後押ししたようである。
特に、成人式の振袖を販売している大手の着物屋さんは、成人式に
新しい着物を着、卒業式にも着るのであれば、レンタルよりも購入がお得、
さらに、購入金額によっては、無料で袴をレンタルします!とキャンペーンを
打っているのも影響があるのだろう。
卒業式の女学生の袴姿は、日本人の美しさ、知的さ、そして卒業後、社会人
一人の大人としての出発を感じる。
お店は、明日頃から10日間ぐらい、毎日の早朝着付けが勝負の時期となる。
スタッフは体調を崩さず、そして沢山の学生の
新しい門出を祝いたい。
がんばってくれーーーそしておめでとう!!
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