昨日は、十一月一日。一日は神社へ参拝の日と決めている。早朝に、家の神棚を綺麗にし
お供え物の米、酒、塩、水を新しい物に取替え祝詞をあげる。
そしていつもお世話になっている神社神様へお礼に回る。
一日は、いつも神社のお賽銭箱の
横に神社庁発行「生命の言葉」が、
置かれている。
今月十一月は、本居宣長の句である。
朝よひに 物くふごとに 豊宇気の
神のめぐみを おもへ世のひと
(意味)
朝も夕も食べ物を頂くたびに、
食べ物の神様である豊受大神の
惠みに感謝するべきである
この句は、神道青年会の禊行法
に参加すると、食前食後の和歌
として全員で詠む。
食前は、
たなつもの 百の木草もあまてらす
日の大神のめぐみえてこそ
頂きます
食後は、
朝よひに 物くふごとに 豊受の
神のめぐみをおもへ世の人
御馳走様でした
食前も食後もすごく意味が深く
しっかりと感謝を伝えて食事が
できます。
本居宣長(もとおりのりなが)は、
江戸時代の国学者、地元・伊勢
松阪で医師をするかたわら古事記
の注釈書『古事記伝』を著する
など、純粋な日本独自の文化
を研究する学問「国学」を大成
した。
私の会社の中で、和装結婚式を
取り扱うhp「和婚ネット」がある
そのロゴマーク、実は、
本居宣長の句からイメージして
作成したものです。
敷島の大和心を人問はば
朝日に匂ふ山桜花
山桜花は、ソメイヨシノと違い
花の咲いている頃から葉が
出ており、桜の花がなか
なか散らない。野生の花。
地味で美しい端正な花です。
その花が、太陽の光を浴
びて輝き、美しさを香って
いると唄う大好な句です。
本居宣長は、また国学者として、
有名な『古事記伝』を出している。
その中に、
「皇国は言霊の助くる国、言霊の幸はふ国と、古語にもいひて、
実に言語の妙なること、万国に勝れたるをや。」
我が国は、言霊を大切にし、言霊で幸せを結ぶことができる国。
こんな国は、世界広しといえどもなかなかない国。
私は、『古事記』を『日本の神典』として位置づけ、大和心を大切に
してきた本居宣長は、「流石」と思うし、そして
言霊を大切にしてきた日本民族は、素晴らしい。
言霊のもっとも美しく作り上げられたのが、『祝詞』です。
祝詞の勉強をしよう!
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