2013年11月19日火曜日

日本人の平和な家庭には、三声あり

日本人の平和な家庭には、三声あり。これは、先日の中條塾でのお話です。このお話に入る前に先日の11月の塾のテーマは、『知』である。
現代の成人日本人として、知っておく
べき「知とは、何か?」

現代、日本のほとんどの一流大企業に
勤めるエリートは、大学卒業であり、
当然の如く勉強しているであろう、事
「知」が、おろそかになり、『時務学』
ばかりの、儲け一辺倒で、儲かりさえす
れば、と銀行も、ホテルも、百貨店も、
儲け主義・利己主義に走り過ぎている
のでは、ないか、大学でしっかりと、
学ぶべき「知」を学んだのか、
儲けるための合理的な、テクニックばか
りを学び、心を学んでいないのでは
ないか?

明治の人は、列強に負けるなと、近代
国家・日本を創り上げてきたが、
今の儲け主義ではなく、第一銀行創設
した渋沢栄一のように、右手にソロバン
左手には、論語と言うように、四書五経
を学び、人間学を学んできた。

「知」とは、何か?
『民の義を務め、鬼神を敬して之を
 遠ざくるは、知と言うべし』
「知とは、人間が、人間としてしなければ
ならない事を身に付けて、神仏を信じて
敬い、そしていつまでも大事にすること。』
と孔子は、解く。
近代人は、仏教や儒教やキリスト教という一宗派としての宗教としてではなく
精神の文化文明の源としての偉大な教師の言葉と、自らの心を養う共通の
規範、教養として学びなおす必要あり。

先人の日本人が、皆学んできた、道徳心を再度見直し、商売を通して、世に役に立とう!

そして、日本人の平和な家庭の三声
一、赤ちゃんの泣き声
二、子供の素読の声
三、お母さんの台所のまな板の音、 お父さんの縄をなう音

何が、豊な人生なのか?
子供の四書五経の素読が聞こえる家庭、「勉強せよ」と子供に言うまでもなく、仕事を家で夜遅くまでする両親の背中を見て、子供は、勉強を自らする。
 

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