2014年5月6日火曜日

日本三大遺訓に学ぶ「倹約」

昨日に続き、日本三大遺訓の一つ     
「貞山政宗公遺訓」の紹介をします。

「貞山政宗公遺訓」

仁に過ぐれば弱くなる
義に過ぐれば固くなる
礼に過ぐればへつらいとなる
智に過ぐればうそをつく
信に過ぐれば損をする

気長く心穏やかにして万に倹約を用ひて金を備ふべし
倹約の仕方は不自由を忍ぶにあり
この世の客に来たと思へば何の苦もなし
朝夕の食事うまからずともほめて食ふべし
元来客の身なれば好嫌は申されまし
今日の行きおくり子孫兄弟によく挨拶して
娑婆(しゃば)の御いとま(おいとま)申すがよし

この遺訓を読んで私の胸に刺さった言葉は、「倹約」であった。

最近大阪へ帰り、父と一緒にいる時間(もっとも大事にしたい時間である)
に父から教わった。 「おばあちゃんは、結局、倹約、始末、無駄遣いを一切せず
に節約をしたから、お金が貯まったやでーー」
「夜寝る時は、必ず、ガスの元栓を切る、湯のポットの電源を抜く、新聞の折り込み
チラシは、後ろが白い紙は、メモ用紙にする。」
「毎朝、地域で一番安いスーパーはどこかを広告の隅々までみて、買い物に行く」
これが、お金を残す一番の近道やねんで、、と教えてくれた。

その時は、ふーんと思っていたが、自分自身が行動には、なかなか移せていない、
早くコーヒー飲めるし、、少しぐらい節約しても、、とか、今までの生活習慣から
抜け出せずにいた、
しかし、この貞山政宗公遺訓にしろ、徳川家康公遺訓にせよ水戸光圀公遺訓に
せよ、偉業をされて大成されている方は、そろって、「倹約」「堪忍」は、無事長久
の基という。

年を取ればとるほど、自分自身を変えるのが、難しいとも思うが、是非とも挑戦
したい、70歳過ぎた、父親が、それに気付き、行動をし始めているだから、
自分もその背中をみて、行動に移す。
生活習慣を変えていくことが大事なこと、やってみよう!

「倹約」と言う言葉とまた、「この世の客に来たと思へば、、」という部分。
この世は、借り物、とも言うが、なかなかこの域には、到達しきれていない、
先ずは、「倹約」「堪忍」を実行、行動に移してみよう。 息子達にも伝えることが
出来る。

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