教えて頂いた、能の勉強
も今回で最終回です。
今日は、能舞台につい
てです。
能舞台について
能はもともと野外舞台
で上演されていました。
明治以後、電気の発明
によって、能舞台と客席
が一つの建物に入った
劇場形式である「能楽
堂」で演じられるように
なりました。
能舞台は、三間四方
(約6メートル四方)の
正方形の形をした本
舞台と、廊下のよう
な橋掛かりで構成さ
れ、客席の中に舞台
が突き出た形になっ
ています。
舞台の後方には老松
の絵が描かれ「鏡板」
と呼ばれています。それは上演
される能の内容と全く関係が
ありません。日本では、松の木
には神様が宿ると考えられて
いて、能が寺社で神の清しめ
のために上演されていた大昔
の名残だと思われています。
鏡板は、舞台前にあった松を
映している鏡であると考えられ
ています。
(約6メートル四方)の
正方形の形をした本
舞台と、廊下のよう
な橋掛かりで構成さ
れ、客席の中に舞台
が突き出た形になっ
ています。
舞台の後方には老松
の絵が描かれ「鏡板」
と呼ばれています。それは上演
される能の内容と全く関係が
ありません。日本では、松の木
には神様が宿ると考えられて
いて、能が寺社で神の清しめ
のために上演されていた大昔
の名残だと思われています。
鏡板は、舞台前にあった松を
映している鏡であると考えられ
ています。
舞台の左側にある渡り廊下は「橋掛かり」といいます。能には亡霊や神
などの実在しない主人公が多いため、この世とあの世、あるいは遠い
場所を結ぶ架け橋の役割を担っています。幕の向こうはあの世であったり、
中国などの遠い国、あるいは天上と考えられていて、亡霊などが遠い世界
から橋掛かりを通ってこの世にやってくるとされています。
その長い距離を想像しやすくするために、橋掛か
りの前には三本の松があり、遠近法によって幕に
向かうほど背が低くなっています。
幕の向こうには「鏡の間」があり、そこでシテは装束を付け、鏡に向かって
精神を凝らし、能面をつけ、登場の時間を待ちます。
などの実在しない主人公が多いため、この世とあの世、あるいは遠い
場所を結ぶ架け橋の役割を担っています。幕の向こうはあの世であったり、
中国などの遠い国、あるいは天上と考えられていて、亡霊などが遠い世界
から橋掛かりを通ってこの世にやってくるとされています。
その長い距離を想像しやすくするために、橋掛か
りの前には三本の松があり、遠近法によって幕に
向かうほど背が低くなっています。
幕の向こうには「鏡の間」があり、そこでシテは装束を付け、鏡に向かって
精神を凝らし、能面をつけ、登場の時間を待ちます。
この遠近法は、目の錯覚を利用しての奥行観や広さを見せる方法として
とても面白いと思います。
また、能舞台の音響を良くするために、古くは
桃山時代より能舞台の下には瓶が据え置かれ
てきました。
瓶によって、足で踏む拍子の響きをよくするばかりではなく、笛や太鼓と
いった囃子の音、謡の声にも影響するといわれています。
山本能楽堂の舞台下にも大きな瓶が12個並べられています。
現在新しく作られる舞台には瓶が埋められることも少なく、
今では珍しいものとなりました。
能、日本の文化として、能舞台や面、役籍(パート)、
楽器すべてに細やかな考え方、そしてその徹底さ
は、後世に残して欲しい。
楽器すべてに細やかな考え方、そしてその徹底さ
は、後世に残して欲しい。
和婚ネットは、和の結婚式をどんどんと広げ、美しい日本の家族
作りのお手伝い、絆作りのお手伝いを使命として活動しています。
今回のこの山本能楽堂様との和の結婚式としてのプロジェクト
是非成功させたいと思います。能の勉強をして、文化を理解し
和の結婚式のプロデュースをする上で、「能と言う日本の文化」
までしっかりと新郎新婦様に家族に伝えさせて頂きます。
山本能楽堂様、山本先生、ご指導ありがとうございました。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
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