2014年5月5日月曜日

水戸の黄門様の遺訓

先日、机の上を片付けていると、     
何年か前に頂いた「日本三大遺訓」
と言うのが、出てきた。
「貞山政宗公遺訓」、
「徳川家康公遺訓」
そして「水戸光圀公遺訓」
今日は、その水戸光圀公の遺訓
を紹介します。

「水戸光圀公遺訓」

苦は楽のたね 
楽は苦のたねと知るべし
主人と親とは無理なるもの
と思ひ恩を忘るることなかれ
下人はたらわぬものと知るべし
子程に親を思い 
子なきものは身にくらべて近きを手本とすべし
掟に怖ぢよ 分別なきものに怖ぢよ
朝寝すべらかす 長座すべからず
小事もあなどらず 大事も驚くべからず
慾と色と酒はかたきと知るべし
九分は足らず十分はこぼるるとしるべし
分別は堪忍にありと知るべし
正直は一生の宝
堪忍は一生の相続
慈悲は一生の祈祷と知るべし

小さい頃によくおじいちゃん、おばあちゃんが見ていた、テレビ「水戸黄門」さん
なんとなく、親しみがわくものである。 しかしながら、その一生は、享年73歳で
なくなるまで、幕府を思い、日本の国を思い、将来を思い亡くなった方。

水戸で、儒学を研究され、神道を勉強され、『大日本史』を編纂されている。

18歳の時に、「史記」伯夷伝を読んで感銘をうけて、素行を改めて勉学に励んだ
と言われている。

自分の人生において、何を残せるのか、しっかりと限られた時間の中で
自分自身を見つめて、一日一日、しっかりと生きて、後世に伝えられる
ものを残しいきたい。

「苦は楽のたね、楽は苦のたね。」これの一文は、大切にしたい。
親の恩、感謝は、大事にしたい。

一日の始まり、今日も、がんばろう!

※ 「黄門」というのは、権中納言の役職の唐名とのこと。

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