2014年5月14日水曜日

明治天皇御製

明治天皇御製の句を出す、気温が高まり、夏が近づくのを感じると、夏の
禊を身体が、思い出す。
その禊をする際に大切なのが、この明治天皇御製の句である。
夏の禊で習う、教本より10首あげてみる。詠めば詠むほど、深く
味わいがある素晴らしい句、大好きある。

〇 あさみどり 澄み渡りたる 大空の 広きをおのが心ともがな

〇 さしのぼる 朝日のごとくさはやかに もたまほしきは心なりけり

〇 あらし吹く 世にも動くな人ごころ いはほに根ざす松のごとくに

〇 いかならむ 事にあひてもたわまぬは わがしきしまの大和だましひ

〇 千早ぶる 神のひらきし道をまた ひらくは人のちからなりけり

〇 目に見えぬ 神の心にかよふこそ 人の心のまことなりけり

〇 おほぞらに そびえて見ゆるたかねにも 登ればのぼる道はありけり

〇 とこしへに 國まもります天地の 神の祭りをおろそかにすな

〇 おごそかに たもたざらめや神代より うけつぎくるうらやすの国

〇 國民も つねに心をあらはなむ みもすそ川の清き流れに

本当に良き歌である、御年6歳のころから和歌をおつくりになられた明治天皇陛下。
質素倹約で、一番に国民のことを思い歩んでこられたかた。

禊の滝の前において、大自然に囲まれた中、これらの和歌を
声だかだかと詠ませて頂くと、自然の音と光と緑と大地に共鳴し
木々も山も水も喜び、嬉しい気持ちで禊が出来る。

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