2014年5月13日火曜日

三管(さんかん)と雅楽

三管(さんかん)は、和楽器、雅楽の   
笙(しょう)、篳篥(しちりき)、竜笛
(りゅうてき)の三楽器の総称。

大崎にある居木神社様での参進
の儀では、この三管が奏でられる。

神前式のお手伝いをさせて頂き、
早6年が経ち、7年目に入ろうと
しております。数々の神前式を
お手伝いをしてきて、居木神社様
の三管、雅楽は一番である。

久し振りにお集まりになる、伯父様伯母様達は、盛り上がり、参進の際の
整列をしている際でも、ぺちゃくちゃぺちゃくちゃとお話をされていますが、
この雅楽の音が奏でられ始めると、ピターーと静かになり、背筋がピン!
と伸びて、厳粛な神前式がスタートします。これは、見事である。

『神社有職故実』の本の中に紹介         
されている、雅楽について少し、
引用する「雅楽とは、雅正なる
音楽の意で、我が国固有の音楽
の音楽歌舞並に外国から伝来した
音楽歌舞の総称である。
之を分けると、
(1) 謡物(うたひもの)
(2)管絃(くわんげん)
(3)舞楽の三方面となる。」

この中の2番目の管絃に注目する。
楽器は大別すると、弾物(ひきもの)、
吹物、打物の三種がある。弾物は、
琴・琵琶など、吹物は、笙・篳篥・竜笛
など、打物は、太鼓・鞨鼓(かっこ)・鉦鼓(しょうこ)などである。
神事楽に普通使用する楽器を「三管」、「三鼓」という。

神事において、神様に喜んで頂ける雅楽の演奏、その音が奏でる空間は、
祝詞を奉上している際と同じく、体全体に、毛穴から染み渡るように、
気持ちよく、清らかで、厳粛で、素晴らしいものです。
身体の細胞全体が、喜ぶ、時間です。是非、綺麗な雅楽の音色に包まれて
神前式を体験して欲しいと思う。

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