2014年5月18日日曜日

天壌無窮(てんじょうむきゅう)

天壌無窮(てんじょうむきゅう)と言う    
言葉を勉強した。教育勅語の中にも
出てくる言葉。

朕惟うに 我が皇祖皇宗 國を肇る
こと宏遠(こうえん)に 徳を樹つる
こと深厚(しんこう)なり、、、
(中略)、、、、爾(なんじ)臣民(しん
みん) 父母に孝に兄弟(けいてい)
に友に 夫婦相和し 朋友相信じ
恭倹己を持し博愛衆に及ぼし
学を修め業を習い 以て智能を
啓発し徳器を成就し 進んで公益
を広め世務を開き 常に国憲を重ん
じ国法にしたがい 一旦緩急あれば
義勇公に奉じ 以て天壌無窮皇運を扶翼すべし、、、、

天壌無窮は、『日本書紀』の天孫降臨に出てくる天照大神が皇孫ニニギに
勅した「葦原の千五百秋の瑞穂の国は、是れ吾子孫(わがうみのこ)の
王たるべき地なり。宜しくいまし皇孫(すめみま)就(ゆ)いて治(しら)せ。
さきくませ。天津日嗣(あまつひつぎ)の隆(さか)えまさむこと、まさに
天壌(あめつち)と窮(きわま)り無(な)かるべし」に由来した語句。

現代語訳は、天地のある限り永遠との意味。皇位の確立
とその永遠性と国の発展を大御神が保証したもの。
この語は、いのちの連続と永遠性を確信する言葉にもなる。

私の大好きな経営者・松下幸之助さんは、日本の「伝統精神」の特徴
として三つ を挙げていた。 それは、

第一に衆知を集めること、
第二に主座を保つこと、
第三に和を尊ぶこと

大祓詞の祝詞の最初の方に出てくる、天孫降臨から国ができて、それを
統治してく場面と同じように考える。
天皇を頂にして、国民が和を尊びながら衆知を集めて議論している姿。

古代における天皇の政治は「みなの幸せということを
中心に考え、徳の政治から出発している」とし、
日本の政治や経営の出発点を「天壌無窮の神勅」と同じように
考えて進めていくことが、商売を継続していける秘訣なのかもしれない。

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