2013年12月4日水曜日

印伝 いんでんの鼻緒で、下駄を作りました。

印伝(いんでん)ってご存知ですか?   
印伝と言う言葉との出会いは、神社
の夏の大祓、総代、氏子の皆さんが
それぞれの浴衣姿が、凄く凄く粋!
江戸の粋イキ!と言うのは、こうな
のかと、感動体験をした時、禰宜さん
が、巾着袋のオリジナルお持ちで、
生地は、京都のなんとか織りで、
紐の止める何処を鹿の皮を使ったり、
印伝を使うと高いんだょ〜と聞いて
いて、『いんでん?』と思っていた、
その後、獅子舞の先生が、やはり
着物姿で来た際に、下駄の高いの
は、『印伝で〜』
ん?いんでん?
そこで、印伝を調べてみると、            
印伝(いんでん、印傳)とは、印伝革
の略であり、羊や鹿の皮をなめした
モノをいう。 細かいしぼが多くあり、
肌合いよい。なめした革に染色を
施し漆で模様を描いたもので、
袋物などに用いられる。
名称はインド(印度)伝来に因む
とされ、印伝の足袋が正倉院宝庫内
に見られ、東大寺に文箱が奈良時代
の作品として残る。
印伝または印傳という名称は、
貿易を行った際に用いられた
ポルトガル語 (india) 又はオランダ語
 (indiёn) の発音にインド産の鞣革
用いた事から印伝と言う文字を当て      

たとされる。 専ら鹿革の加工製品を
指す事が多い。印伝は昔において
馬具、胴巻き、武具や甲冑の一部、
巾着、銭入れ、胡禄、革羽織、煙草
入れ等を作成するのに用いられ、
今日において札入れ、下駄の鼻緒、
印鑑容れ、巾着、がま口、ハンドバッグ
ベルトなどが作られている。
山梨県の工芸品として甲州印伝が
国により、その他の伝統的工芸品
に指定されている。


長いこと、印伝の話をしてきました
が、実は、来年のお正月に、
祖父の着ていた大島を着てみようと       
今年の夏にサイズのリフォームを
していたのが、完成したのです!
大島の着物を羽織の生地で袖を
長くするのに使いました。
それで、羽織を先日、新調しました。

すると、やはり、「足元」となりました。

「足元をみる」、足元は、履物を
見られることを意味しているという
ことで、今回の印伝の鼻緒まで
きました。

それも、品川神社氏子総代の
有名な下駄屋さん、丸屋                
創業150年!!
現在6代目!すごい!
先日お手伝いさせて頂いた
新郎様が、第7代目!
すごい!

それで、下駄の台(板)から
探します、沢山の種類の台
から一番オオソドックスな物
「カク」に印伝の小桜の鼻緒
を付けて頂きました。
印伝の小桜の柄は、
燻して作ると教えて頂き
ました、確かに、燻された香り
がするのです。
それを、「くすべ」とも「燻ふすべ」とも言われています、
武家時代の武具に使用された染方法です。 なかでも甲冑には
「本燻染(ほんくすべぞめ)」という特殊な染色法を用いて
絵模様を染め上げ使用されていました。

正月は実家に帰り、この下駄で着物詣でデビューします!
楽しみです。


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