七福神は、大阪の祖父の自宅や
伊勢の田舎にあった、絵や掛け
軸を思い出します。
先日、赤坂の豊川稲荷さんにて
仕事をしていた際に、境内にある、
七福神めぐりをさせて頂きました。
七福神は、日本の神様、中国の
神様、インドの神様とおられ、
ちょうどシルクロードの流れか?
と思う程、日本の祖先は、色んな
文化を学び、良い物は取り入れと
されてきたのだと、奥深さに感心
しました。
七福神とは、大黒天(だいこくてん)、
毘沙門天(びしゃもんてん)、恵比寿天
(えびすてん)、寿老人(じゅろうじん)、
福禄寿(ふくろくじゅ)、弁財天(べんざ
いてん)、布袋尊(ほていそん)の七つ
の神様の総称です。
「七難即滅、七福即生」
の説に基づくように、七福神を参拝
すると七つの災難が除かれ、七つの
幸福が授かると言われています。
七福神の信仰は、室町時代の末期
のころより生じ、当時の庶民性に
合致して民間信仰の最も完全な形
となって育てられてきました。
特に農民、漁民の信仰として成長し、
現代に今も生き続けてきたのです。
恵比寿さん (日本の土着信仰)
大国主命の御子と伝えられていて、
「大漁追福」や「商売繁盛」や「五穀
豊穣」をもたらす、漁業や商業や農業
の神様です。智恵を働かせ体に汗を
流して働けばこの神が福財を授ける
という信仰の神様です。
大国さん (インドのヒンドゥー教)
インドのシヴァ神と日本の大国主命
の神仏習合の神様です。有福・食物
・財福・出世のご利益があるとされて
います。印度の神様で仏教の守護神
ですが、日本では有福・福徳を示し
商売繁盛の守り神として有名です。
毘沙門天さん (インドのヒンドゥー教)
インドのクーベラ神で、四天王の一人
多聞天とも言われ、日本では
毘沙門天と呼ばれています。
宝塔とやりを持ち悪霊を退散させ
財宝をさずけるといわれ、戦いの
神・鎮護国家の神と信仰され福を
与える神様です。毘沙門天を信仰
すると十種の福を得るとされ、
その中には無尽の福・長命の福・
勝軍の福・愛敬の福などがあります。
弁財天さん (インドのヒンドゥー教)
美と智恵と音楽・財運と弁舌と芸術
の神と知られ、七福神の中の紅一点
の女神です。インドの神話で「サラス
ヴァティー神」と呼ばれ、蛇を従え
財や富をもたらす女神とされています。
上野不忍池、近江の竹生島、安芸の
厳島、江ノ島の弁財天など有名です
が、すべて「水」にかかわりのある
場所に建てられています。
福禄寿 (中国の道教)
頭長の福禄寿は道教の神様で、
名前は、幸福の福、身分をあらわ
す禄、寿命を表わす寿の三文字か
らなり長寿神。南極老人星の化身
であり中国の村や町に住み、人々
の信仰を集めたといわれる仙人で
ある。長い頭、長い顎鬚、大きな
耳たぶをもち年齢 千歳という。
長寿、幸福の徳を持ち、鶴と亀を
連れて、左手に宝珠、右手に巻物
を括り付けた杖をもつ姿が特徴で
ある。招徳人望の神様として信仰
されている。
寿老人 (中国の道教)
寿老人は、福禄寿と同じく星
(天南星または寿星)の化身で、
にこやかな微笑みをたたえ、手
には巻物を括り付けた杖、そし
て団扇や桃などを持ち、鹿を従え
た姿が一般的に知られている。
団扇は人々の難を払い、桃は長寿
のしるしで、鹿もまた長寿(三千
年の長寿を保つ玄鹿)の象徴であ
る。長寿延命、富貴長寿の神とし
て信仰されている。
布袋さん (中国の仏教)
唐の時代に実在したといわれる
仏教の僧や弥靭菩薩の化身だと
いわれます。いつも笑顔を絶や
さず人々に接していた人で、
大きな袋には宝物がいっぱい
入っていて、信仰の厚い人に
与えられたという。
笑門来福、夫婦円満、子宝の神
として信仰が厚い。
品川には、東海七福
神があります。
是非、こちらの七か所
を制覇するのも
また、大きな福を授か
るはずです。
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