2013年12月27日金曜日

人生は心一つの置きどころ

「人生は心一つの置きどころ」         
年末の大掃除をしながら、古い
本や書類を一掃していると、時々
手を止めて、ここ三年間の自分
向き合う。

こんな本を読んでいた、こんな
メモをしていた、こんな記事を
切り取っていた。 その記録の
中に、いかなる事態に出会って
も心を常にプラスの方に転じる
ことが、人生において大事。』
という、記事を見つけて、
しばしよむ。二年前よりもまた、
深く心に沁みとおる。

松下幸之助
「人間は若い時の心がけによって、ずいぶんと差が出るものだ」

稲盛和夫
「仕事を好きになったこと、会社を好きになったこと、そのことによって
今日の私がある」

講談社・野間清治
「万事万象、わが一心に存する。わが一心によってわが境遇ができるのだ
すべては私の影だ。心が歪めば世の中も歪むのだ。わが一心によって、
世の中がよくも悪くも、楽しくも辛くもなるのだ

弘法大師空海
「教法は本より差がうことなし。牛と蛇との飲水(おんすい)の如し。
牛は飲めば蘇乳(そにゅう)となり、蛇は飲めば毒莿(どくし)となる」
同じ水を飲んでも牛はそれを栄養のある乳にし、蛇はそれを毒にしてしまう。
尊い教えも聞く人によってまったく違ったものになる、ということである。

同じ状況を豊かな実りにする人もいれば、
不平不満の種にする人もいる。
すべては心一つの置きどころである。

「ある人問う、人艱難(かんなん)に遭う、これ不幸なる事か。
曰く(いわく)、艱難はまたこれ事を経ざる人の良薬なり。心を明らかにし、
性を練り、変に通じ、権に達する。まさにこの処にあって力を得」

苦しみや困難はまだ人生経験を経ていない人
には、性質を練り、正しい権(はか)りごとが
できる実力を養う最高の場だ、というのである。
艱難(かんなん)もまた心一つの置きどころである。

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