江戸時代の武士で、自分の
身分から財産、全てを捨て
て、母親の世話をされた、
中江藤樹と言う聖人がいる。
藤樹は、母親の世話の傍ら
に村の人に人の道、特に
大切なのが、親孝行を根本
とする教え孝徳(こうとく)で
あると説かれた。
孝徳は、親孝行の心を持ち
天地から頂いた自分を大切
に育ててくれた、親への感謝
を込めて接し、恩返しとして
の行動に移すことである。
親を敬愛する。親によく仕え、親の言うことは必ず聞くということ
が子としての孝心でありその親からの無償の愛を正しく受け取る
ということでもある。
人の道において、両親への孝行こそがもっとも大切である。その
親への感謝の心が愛敬を産み育て、一円満な家庭を築くことになる。
そして、孝徳の教えである「思いやり」が、子子孫孫の繁栄と平和と
継承を創造することができる。
論語の中には、孝行が色々な方面から、説かれているのである
が、子夏が親孝行についてお尋ねした際に、孔子が解かれる
孝行は、「色難し(いろがたし)」
これは、「親を敬い、いつも和らいだ顔色で親に接すること」が
親孝行であり、これはなかなか難しいと、答えている。
その他には、自分自身が、ただ健康にいて身体に気を付けている
こと、親に心配を掛けない事が、親孝行とも説いている。
そして、親を敬う心を持って、養うことも大切であるともある。
自分自身が、この世に生まれ、今元気に生活が出来ているのは、
両親のお蔭である。親孝行をしっかりと行い、「家」を作る土台を学ぶ。
「親と子の思いやりの心」は、社内における、上司と部下の関係に
匹敵すると、親孝行の孝ができる人は、社内の忠もできる、
友との信もできるのである。
大阪にいる父親を思う。しっかりと敬いの心を持ち、孝行できるように
努めたいと思う。
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