大安の日は、結婚式や結納など
祝い事が多い、よき日とされている。
先日、「大安は、何事にも良き日
では無い」と言う、「賀茂歴」に
出会った。
暦の歴史は、日本においては、
『日本書紀』に欽明天皇14年
(553年)登場するのが、最古。
当時は、日本人が暦をつくると言う
よりも中国大陸の方より、百済の
暦博士が、日本に来て、暦を作る
ことになっていた。
もちろん、暦を一番大事にしていたのは、農業である。苗の作付等、
年間の動きには、すごく使ったようである。
延暦10年(791年)ころ位から、職分田が始まり、田畑を朝廷より頂く役人が
この暦を大切にし、作付高を上げていくようにした。
外来人からの暦博士の知識を、賀茂氏などが、勉強しその後世襲しいくように
なった。賀茂保憲は、暦博士と天文博士を兼ねた、。その死後は、子・賀茂光栄
が暦道をそして門人安倍晴明の子孫が天文道を継承した。
その賀茂暦によりますと、「大安」とは一般に解釈される
ような意味ではなく、大いに安かれ、安んぜよ、
この日は安らかにいるのがよい、静かにして
いるのがよいというのが本当の意味であって、
安泰を要する日で、何をしても大丈夫という意味
ではなく、むしろ逆とも言える日である。
と書いてある。
六曜(六輝)における、大安は、やはり「大いに安し」の意味で紹介されている。
ただし、六曜(六輝)の中でもっとも吉の日とされる。何事においても吉、
成功しないことはない日とされ、特に婚礼は大安の日に行われることが多い。
また内閣組閣も大安の日を選んで行われる。
暦は、研究しようと思うと膨大な方法があり、興味深い。
ただ、七曜九星や四柱推命など運気を占うことの基準は、生まれた日であったり
する。そう考えた場合に、その年、その月、その日、その時間という、四柱の基
には、宿命と言うのが、あるのか?
暦と星の動き、月の動き、星座の動きから考えるその瞬間、生命を頂くと言うのは
神秘だと考える。
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