2014年8月4日月曜日

福祉

神職の勉強を進めていく中で、    
「福祉の増進」、それも人類の
福祉の増進を神道の使命の
達成となっています。

「福祉」という言葉は、なんだった
か? 自分の人生においては、
福祉は、高齢者の介護や保育園
など、どちらかと言うと、「援助」
というイメージで取らていました
が、それではどうも、意味が
狭いように感じて、調べていくと
「福祉」の第一の意味
には、「幸福」がありました。

そして、他には、公的扶助やサービスによる生活の安定、充足。
また、消極的には生命の危急からの救い、積極的には生命の繁栄。
英語で書くと「Welfare」、「心の充実」や「豊かさ」と意味する言葉があり
そのために、すべての市民に最低限の幸福と社会的援助を提供する
という理念を指す。

なるほど、ここまで意味を深堀りしていくと、
「心の豊かさ、充実が幸福であり、福祉」なのであるとわかります。
そのための、神道である。

神道において、神職の大切にしている精神を文面にしたもの、「敬神生活の綱領」
と言うのがあります。私の大好きな言葉でもあり、神道の大切な言葉でもある
ので、紹介致します。

「敬神生活の綱領」
神道は、天地悠久の大道であって、崇高なる精神を培ひ、
太平を開くの基である。
神慮を畏み、祖訓をつぎ、いよいよ道の精華を発揮し、
人類の福祉の増進するは、使命を達成する所以である。
ここにこの綱領をかかげて向かう所を明らかにし、
実践につとめて以って大道を宣揚することを期する。

以上が、綱領の前文である。この前文だけでもすごく、背筋が伸び、
元気をもらう。
神職の使命であるが、一般社会においての、日本人の生きる道のようにも
感じます。

何のために生き、日々成長するのかは、ここに書か
れているように感じます。この綱領の前文において、
「崇高なる精神を培う」、「祖訓をつぎ」
「人類の福祉の増進する」という言葉は、
日常の社会人として、会社においての仕事に
務める、ある意味の大切な使命なのではないか
と感じます。

「仕事を通じて、人間を磨く」と日々、会社において、
社員に伝えている私は、この綱領の文面が胸に響きました。

さあ、今日もがんばります。

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