日本の着物中の伝統技法、匠の
世界を感じる、「友禅」につい
て今日は、レポートします。
友禅は、江戸時代が始まった頃
京都で生まれ、江戸中期元禄の
頃、円熟期を迎えた日本独特の
染と柄です。
色紙や短冊、工芸を行うものを
「絵師」と呼んでいましたが、これ
等「絵師」の一人であった「宮崎
友禅斎」は京都知恩院の門前
で扇絵などを描いていました。
扇に洒落た遊び心いっぱいの
絵を描く事が大評判となり、
扇だけでなく小袖などの衣類
にも友禅の絵をと、多くの注文
を受けるようになり、それが
きっかで友禅染の技法を創作
したといわれています。
一つの布の面に、世界の染色
の中でも類を見ない程の多彩
な色彩を使い、「友禅模様」と
呼ばれる曲線的で簡略化され
た動物植物、器、風景などの
模様を描き出すのが特徴です。
友禅染は、絵を描くように思い
のままの絵柄を布に染められる
という画期的な技法だったの
です。日本の最も代表的な染色
法とも言えるでしょう。
[友禅]と言うのは、「宮崎
友禅斎」と言う人、絵師の
名前から来ているのです!
そして、その染技法がとても独特
です。行程には、二十五行程
あります。
作家の発想から、始まります。
作家が最後の仕上がった作品の
夢を脳裏の中に発想として持つ
ところから、始まります。
各職人へその仕事の割り振り
などをしますが、その間、絵師は
実寸の寸法の紙に下図を描き
ます。
そして、絹の白布には、筆で、
下絵を青花汁にて手書きします。
青花汁の下絵にゴムのりで上書
きします。その後、真水にて、
青花汁を落とします。
ここから染になります。
染める所と染めない所をのりで
伏せたり、して染めていきます。
染めたものを「むし」て染色を
固め、色が泣かないよう、注意
深く、色を挿す、挿し友禅と言う
技法を使います。
染、むし、の後、水洗いとなります
金箔や刺繍の加工は、この後から
の後加工となります。
金箔の金加工、箔ばり、技法の
集結されたものです。
一着一着の作品を作り上げる為
に長い物で3年の年月がかかる
作品もあります。
この見事な日本の伝統技法で
作り上げられた作品、友禅の着物
を身につけて、結婚式、披露宴に出る花嫁は、どうどうと胸をはり、入場して
行きます。誰に見られても、どんな会場にも負けない、友禅の白無垢、
色打掛、是非とも羽織って見てください。芸術品を身につけて、迎える
結婚式は、一生涯忘れられない誉となります。
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