2014年7月15日火曜日

十七条憲法

会社経営において、もっとも  
大切で、もっとも難しいのが、
社長から社員一同のベクト
ル合わせなのだと思う。

全社員の価値観と使命感
を一つにして一団となって
仕事をすることが、楽しく
仕事をすることにも繋がり
如いては、売上目標が、
達成した時にやりがいを
感じるのだと思う。

この難しい、ベクトル合わせ
は、昔から人間社会には、
存在したのだと思う。
『日本書紀』にも出てくる
聖徳太子の十七条憲法も当日の歴史背景を見ていくと、太子が生まれた
用明天皇の時代は、仏教を崇拝する蘇我氏と排仏を唱える物部氏の
対立の時であった。

争いの中、聖徳太子は、安定した国家をつくるために、人はどんな事を心がけ
そして行動すべきかを深く考えるようになった。
604年、聖徳太子は、推古天皇の摂政となり、十七条憲法を制定された。
そこには、太子の和を尊ぶ気持ちが込められている。

ただ、この604年と言う年号だけを、学生時代は、覚える、、、
今この年齢になると、こんな背景があった、こんな気持で、聖徳太子は
作ったんんだろうなと思うと、味わいがでる。

そして人間学的に、この十七条憲法を二つに分類して勉強した。
一つは、神道と仏教の教えからなる、「宗教教育としての人間学」。

第二条:仏教をおおいに尊重せよ。
第三条:天皇のお言葉には、必ずつつしんで従いなさい。

二つは、四書五経の教えからなる「道徳教育としての人間学」。

第一条:和を尊び人にさからい、そむくことがないようにせよ。
第四条:役人は、人の守るべき道をすべての根本とせよ。
第五条:私利私欲をすて、公平な裁判をせよ。
第六条:悪をこらしめ、善をすすめよ。
第九条:すべてのことにウソとイツワリのない真心を根本とせよ。
第十条:考え方の違いで人を怒ってはいけない。
第十五条:私心をすてて公の立場に立つのが、君主に仕える者のつとめだ。

聖徳太子は、神道、仏教、四書五経、沢山の要素を勉強されて
国、人々の「和」を大切に、国造りをした。
日本人の進むべき大切な道徳規範がここにある。

会社経営をする中において、人の心を一つ
にする、「和」をつくるために、「神道」「仏教」、
「四書五経」を参考としたい。







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