昨日は、毎月一回のマナムスヒ
の会でした。この会は、自宅の
神棚に毎日手を合わせる事。
感謝の気持ちを持って、神棚
に自分の空間、自分一人に
なる空間を作る。神様に喜ん
で頂ける祭祀として祝詞を
奏上する勉強会です。
昨日勉強した祝詞の中の大切
な言葉、直日(なおび)の紹介。
直日は、直毘、直備とも書く。
日本人の倫理意識を表現する語。尋常でない
状態のもの、悪い状態のもの、曲ったこと
(禍事・まがごと)を、尋常に、また元の良い状態
へ改め直すこと。
またその奇霊(くしび)なる霊格をいう。(神道事典より)
記紀や祝詞などでは、神直日、大直日と、神、大を冠し繰り返して慣用され
る。
祝詞の中で、自分の悪い状態の物を良い状態へ改めるエネルギーを頂き
清き状態、心になる。
日本人の倫理意識というのは、「悪をけがれ」とみなし、自然のもつ清浄さ
を理想としてきた。それは、他者に対して隠しだてをしない清明心を基本と
する倫理。「心情の純粋さ」を基本においてきた日本人の倫理観。
善い心のことを、「キヨキココロ」「アカキココロ」とよんだ。それは清明心
ともよばれ、同じ共同体の人々に対して隠し立てをしない心を意味していた。
倫理の言葉で、私の学んだ言葉に、「吉田松陰の士規七則」に出てくる五倫が、
あります。
原文を読みやすく書くと、
『凡そ生れて人と為る、宜しく人の禽獣(きんじゅう)
に異なる所以を知るべし、蓋し人に「五倫」有り。
而して、君臣父子を最大と為す。
故に、人の人たる所以、「忠孝」を本と為す。』
現代語訳:およそ、人として生まれてきたのならば、人と動物の異なる
ところを知っておくべきです。そもそも、人には「五倫」があります。
その中でも最も大切な事は、父子の親と君臣の義になります。
故に人の人たる所以は「忠」と「孝」を本と為ります。
ここで言う、「五倫」は、
一、父子の親。
父と子の間は、親愛の情で結ばれなくてはならない。
二、君臣の義。
君主と臣下は、互いに慈しみの心で結ばれなくてはならない。
三、夫婦の別。
夫には夫の役割、妻には妻の役割があり、それぞれ異なる。
四、長幼の序。
年少者は年長者を敬い、したがわなければならない。
五、朋友の信。
友は互いに信頼の情で結ばれなくてはならない。
祝詞より学ぶ、倫理の世界、勉強が必要です。
今日も頑張ります。
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