結納 しましたか?と言うのを聞く事
も少なくなってきた最近のブライダル
「結納はしていないが、両家顔合わ
せはしました。」と返答が返ってくる。
そもそもの結納の伝統や結納の話
結納の役割を話するべきでは、ない
か?と思ってた時、昨日の日経新聞
の記事を読んで興奮した!!
「伊予の水引が、ワインボトルサック
やブーケに変身!」
おおお、すごい!
今ではすごく減った『結納』であるが、
この変身が出来るなら、結納が、
増える!!やないかーーと思いま
した。さっそく、親しい結納屋さんに
話をしにいかないと、、と思った。
新聞の記事では、伝統産業や地場
産業では、本来の用途とは別の
新提案で活路を見出そうとする
動きが広がっている、、、、
この水引の産地は、「結納品」の
生産地である。
結納は、大阪の堺にある前方後
円墳で有名な仁徳天皇の時代に
始まる。
仁徳天皇が、息子の結婚式に、
豪族の娘を戴くという際に、
『結納品』を先方に納めて婚儀を
整えたという事から始まる。
『結納』は、いわゆる「親の思いを
形に表現した物」である。
大切に育ててきた子供達、特に、
女性側の両親には、今まで育てた
られたお嬢様を男性側の家に来て
頂くのである。男性側の親として
同じ子供を育ててきた親として、
先方の思いを考えて贈る品なので
ある。「結納をしなさいと、親に
言われて来ました。」と言う新郎新婦
が、多いが、その形がそもそも、
結納の形でないのである。
結納品には、松竹梅が、よく添えられる。
「松」は、一年中枯れることなく緑を保っている。
二人が松のように実り多い人生が送れるよう
にとの願いが込められている。
「竹」は、これからの二人の人生が曲がること
なく、竹のようにまっすぐに送れるようにとの
願いが込めれらている。
「梅」は、2月の寒い時期に花を咲かせます。
梅のように忍耐し、力を合わせて花を咲かす
ようにとの願いが込められています。
また、鶴、亀、高砂、スルメ(寿留女)、コンブ(子生婦)と目録と指輪(結美和=ゆびわ)
を添えます。
「鶴」は、長寿、鶴は生涯一羽としかつがいにならないため、節操も意味します。
「亀」は、長寿、何ごとも地道に努力するといったことを意味します。
「高砂」は、共に長寿を願う祈りが込めらて飾ります。そして、高砂とは、世阿弥作
の能の曲名に出てきます。物語は九州阿蘇の官の神主友成が高砂の浦で、
松の下を清めている老夫婦に出会い、高砂、住吉の二本の名木の松の
「相生(あいおい)の松」と称するいわれを聞くというもので、この老夫婦が
「じょう」と「うば」で高砂、住吉の松の精なのです。「高砂」とはその内容から、
昔から祝儀の席でうたわれ、祝言の席でも「高砂やこの浦船に・・」とうたわれる
ことが多いのです。この「じょう」と「うば」を夫婦の象徴としたのが高砂の人形です。
「スルメ」は、保存食として不時に備える意味があります。(=寿留女)
「コンブ」は、子孫繁栄を願う品で「よろこぶ」に通じます。(=子生婦)
それぞれ、目録にはおめでたい、あて字で書きます。
こんな親の大きな、大きな思いを「水引で表現した」結納品でした。
大切な『結納』この結納品をリフォームして、是非とも増やしたい日本の大切
な伝統行事として。両家の親が入って、さらに良い結婚式になります。
良い結婚式は、夫婦の節目になります。
「人生の節目作りのお手伝い」
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