神饌(しんせん)にスポットをあてて
みたいと思います。
神饌の「神」は「神祇(じんぎ)の料」
の意味であり、且又「神聖」の意味
でもあります。古くは「御食(みけ)」
尊んで「大御食(おおみけ)」とも
いった。
祭祀(まつり)は、神祇に対し、
衣(幣帛―布帛)、食(神饌)、住
(社殿)を備えて奉りて、御存生
同様に「仕えまつる」ことになります。
神饌は飲みものと、食べものとに
分かれ、飲み物は、水、酒(白酒、
黒酒、醴酒、清酒)など、食べものは
米、餅、魚(海魚、川魚)、貝、鳥
(山鳥、野鳥)、海菜、、野菜、果実、
菓子、塩などである。
これらのなかで、欠くことの
出来ないものは、
米、塩、水の三種であります。
神饌には、お供えする順番があります。
一番上の段の一番真ん中が、一番、
向かって右が、二番、そして左三番、
続いて右が四番、左が五番となって
いきます。
右の図(三方が10台の場合)でいくと、
一番 米、二番、お神酒、三番、御餅、
四番、海の物、五番、山の物(卵など)
六番、乾物、七番、野菜、八番、果物、
九番、菓子、十番、塩・水の順番です。
また、お魚のお供えの際、「海はら、
川せ」とあり、海の魚は、お腹を神様へ
川の魚は、背中を神様へとあります。
海の魚は、鯛や飛魚、鯵、など
川の魚は、鯉、鮎などです。
野菜も甘い野菜、辛い野菜の順があり、
甘い野菜で筍、辛い野菜で山葵など
古くから伝わる神様へのお供えも
順番があり、大切なことになります。
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