2014年9月7日日曜日

うけひの「ひ」

「うけひ」と言う言葉
の意味を今日は、
考えてみたいと
思います。

この言葉は、
『古事記』高天原
において、天照大
御神と須佐之男命
の誓約の段に出て
きます。
「うけひ」と言う、誓約
によって、其々の神
が神様の子を生む
シーンです。

「ひ」は、心の
中の「まごこ
ろ」であり、「あかきこころ」の事であります。

「うけひ」とは、「ひ」を受けること。ここでは、天照大御神の発する「ひ」を
須佐之男命が、「ひ」を持って、受ける事になります。
発する側と受け取る側の両方が、「まごころ」、「あかきこころ」で発し、そして
受け取らないと、「うけひ」にはなりません。

「まごころ」と「まごころ」の頷きあいで、初めて
「うけひ」となります。

大切な人と、「うけひ」が出来る事以上に、人生の楽しさ、喜ばしさは
ありません。そうすることにより、これが「ちかい」、「誓約」、「宇気比」、
「受日」になります。

現代の社会においても同じです。 何か、仕事をするにあたり、
仕事を依頼する側と仕事を受ける側が、やはりこの「うけひ」をして、
「ひ」の力のもとにして、必ずその仕事を成し遂げる。
「まごころ」を元に最善を尽くすと言う誓約になり、初めて良い仕事が
出来るはずです。

結婚することを「むすび」と言い「とつぎ」と言います。

「むすび」は、「ひと」と「ひと」が「ひ」を中心にして
「結す(むす)」+「ひ」のことです、
一つになって「ひと」を生むことになります。

そして「とつぎ」は、「ひ+と」が、「と」を次世代に
「継ぐ」ことなのです。

「むすび」「とつぎ」という言葉は、結婚により、「ひと」
の「ひ」が結ばれて、「と」を継ぐ、、、
大切な意味を現している。そこに人の「まごころ」、
「あかきこころ」があります。

「ひと」は、一人ひとりが、「まごころ」、「あかきこころ」
を持つから「ひと」なんだと、感動しました。
今日もこの「まごころ」を結ぶお手伝いに行って
まいります。頑張ります!

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