2014年1月20日月曜日

「鶴」のストーリー

「鶴」のストーリー            
昔、一羽のケガをした雄鶴が
いました。傷の手当をしようと
保護すると、妻の雌鶴が心配
そうに上空をまわりながら鳴い
ていたそうです。その後、月日
が流れて冬が来ても、雌鶴は
その場を離れることなく、雄鶴
の帰りを待ち続けた、、、。

鶴は夫婦になると決して別れる
ことなく一生涯添いとげると
いわれる愛情の深い鳥と言わ
れています。

そんなストーリーから、花嫁が
結婚式の際に着用する衣装          
には、夫婦鶴の柄が多いので
す。寿ぎの綺麗な意味のこ
もった鶴の柄は、やはり幸せ
吉祥模様ですね。

華やかな結婚式を、華燭の典(かいしょくのてん)
とも呼びます。「華燭」は、「華やかなともしび」と
の意を表すことから、「婚礼の儀式の席上の
ともしび」を意味します。中国では樺(かば)の
灯火を華燭と言い、途中で消えないので縁起が
良いとされ、それが華燭のの由来とされる。

日本においては、「華燭典」という言葉の由来
になった、結婚式に一対の絵ロウソク
灯し、結びの盃を挙げたとくに、
「会津絵ろうそく」が「華燭」と呼ばれる
会津絵ろうそくは、一本一本に菊や藤、
牡丹などの草花の絵が色鮮やかに描
かれた伝統工芸品で500年の歴史を
持つ。江戸時代には最高級品の絵ろ
うそくとして、参勤交代の度に江戸に
持参され、禁裏、公家へ献上したり、
諸国大名へ売られたりし、仏事や婚礼
などの冠婚葬祭用として使われた。
昔は挙式披露宴を家でおこなうこと
が多く、日が落ちてから大勢の客を
招いての祝宴演出する道具として
絵ろうそくが使われ、その華やかな
様子を例えて「華燭の典」と呼ばれた。

結婚式に着用する着物の柄、また結婚式の
スピーチに使う言葉、日本の伝統や言葉には、
さまざまな綺麗な意味、深い由来があり、
美しいです。鶴と華燭の話でした。

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