おほぞらに
そびえて見ゆるたかねにも
登ればのぼる道はありけり
あらし吹く
世にも動くな人ごころ
いはほに根ざす松のごとくに
一週間に一~二回、三男(7歳)と一緒に
お風呂に入ります。
お風呂の中で、読むのは、この明治天皇御製
の句です。 子供が、5歳ぐらいから、だんだん
漢字も耳で覚えるようになり、
節回しまで真似をして読み上げます。
特にこの上の二句が、大好きです。
毎年夏は、御嶽山の滝
冬は、明治神宮内の禊場においての
「神道行法禊」で詠む句を、
十句お風呂に貼っています。
(サランラップに書いて)
それを、三男を膝の上に、お風呂場のエコー
を使って詠みます。
そんな明治天皇様の事をお風呂で考えて
いた際、先日明治神宮に参拝に行った際に
頂いた、五箇條の御誓文をご紹介
します。
明治天皇を祀る明治神宮に参拝に行くと、
お賽銭箱の横に、「教育勅語」と「五箇條の
御誓文」が無料で配布されてあります。
明治維新の基本理念は、「神武創業」という
ことにあり、明治天皇親ら神武天皇の再来
として国民を率い、近代の新しい国造りを
推進してゆかれることとなった。
その明治元年三月十四日に明治天皇が
親ら天神地祇にお誓いになられたもの
「五箇条の御誓文」である。
ここに国民の進むべき道が示されて
いる。
一.広く会議を興し、万機公論に
決すべし
一.上下心を一にして、盛に経綸を
行うべし
一.官武一途庶民に至る迄、各其志を
遂げ、人心をして倦ざらしめん事
を要す
一.旧来の陋習を破り、天地の公道に
基くべし
一.智識を世界に求め、大い皇基を
振起すべし
我国未曾有の変革を為んとし、朕躬を
以て宗に先んじ、天地神明に誓ひ、
大いに斯国是を定め、万民保全の道を
立てんとす。衆亦此の旨趣に基づき協心努力せよ。
一、広く人材を求めて会議を開き議論を行い、大切な事はすべて公正な意見によって
決めましょう。
一、身分の上下を問わず、心を一つにして積極的に国を治め整えましょう。
一、文官や武官はいうまでもなく一般の国民も、それぞれ自分の職責を果たし、
各自の志すところを達成できるように、人々に希望を失わせないことが肝要です。
一、これまでの悪い習慣をすてて、何ごとも普遍的な道理に基づいて行いましょう。
一、知識を世界に求めて天皇を中心とするうるわしい国柄や伝統を大切にして、
大いに国を発展させましょう。
これより、我が国は未だかつてない大変革を行おうとするにあたり、私はみずから天地の
神々や祖先に誓い、重大な決意のもとに国政に関するこの基本方針を定め、国民の生活を
安定させる大道を確立しようとしているところです。皆さんもこの趣旨に基づいて心を合わせ
て努力してください。
幕末から明治維新になり、武士の時代から民主主義的な国の政治に代わっていこうと
いう大変革の骨格、背骨、国の価値観の柱となる誓いの言葉に、民衆は、心奮えたことと
思います。
「志」を達成できるように毎日を努力する、
そして国柄、伝統を大切にして、国を発展させる。
明治の方々が、努力した上に我々がおります、次の世代にバトンをちゃんと
渡せるように、日々向上します。
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