2014年7月31日木曜日

すり足

先日の祭式研修において、   
歩行の基本として、「歩行」
の話がありました。
これが、なかなか難しい。

「歩行(ほかう)」
① 歩行を緩歩(くわんぽ)
一呼吸に一歩、平歩(一呼
吸に二歩)、急歩(一呼吸
に四歩)に分ける。この三つ
の歩み方を『徐歩』と総称
する。
② 歩み方は空足すなはち
足を挙げることなく、踵から
床をするやうに踏み出し、次に爪先を踏みつけるようして静かによどみなく足を運ぶ。

注意事項として、歩行に際して上体が前後左右に揺れたり、背を丸くしたり、
逆にそり身になったりするのは、甚だ見苦しい。

このすり足と言うのは、体の奥にある筋肉を鍛える働きがある。
上半身と下半身をつなぐ大腰筋が要となる。
すり足は、足の裏を見せないように、前傾姿勢で歩幅を狭く、ゆっくりと歩く
足の内側の筋肉に力が入る。

そもそも、この動きの起源は、日本人の着物文化にある。
着物が着崩れないように、自然とすり足になったとのこと。
それが、身体をひねらない動作になるとのこと。
面白い!

今年の夏は、この作法で、内側に筋肉を使って、姿勢正しく、動けるように
訓練したい。



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