2013年10月30日水曜日

謡曲『高砂』の唄で、新郎新婦入場!相生の松によせて夫婦愛と長寿を言祝ぐ唄。

謡曲『高砂』の唄で、新郎新婦入場しました。

高砂や この浦舟に 帆を上げて この            
浦舟に帆を上げて
月もろともに 出潮(いでしお)の
波の淡路の島影や 遠く鳴尾の沖過ぎて
はやすみのえに 着きにけり
はやすみのえに 着きにけり

結婚式では「出潮⇒入潮(いりしお)」
「遠く鳴尾⇒近く鳴尾」と変えて謡う場合が多い。

四海(しかい)波静かにて 国も治まる
時つ風 枝を鳴らさぬ 御代(みよ)なれや
あひに相生の松こそ めでたかれ げにや
仰ぎても 事も疎(おろ)かや かかる代(よ)に
住める 民とて豊かなる 君の恵みぞ ありがたき
 君の恵みぞ ありがたき

『高砂』(たかさご)は、能の作品の一つ。
相生の松によせて夫婦愛と長寿を愛で、
人世を言祝ぐ大変めでたい能である。            
古くは『相生』『相生松』
と呼ばれた。          

ワキ、ワキヅレがアイとの問答の後、
上ゲ謌で謡う『高砂や、この浦舟に
帆を上げてこの浦舟に帆を上げて、
月もろともに出で潮の波の淡路の
島影や、遠く鳴尾の沖過ぎて、
はや住吉(すみのえ)に着きにけり、
はや住吉に着きにけり』は
結婚披露宴の定番の一つである。
唄には、夫婦和合の妙(ハウツー)
の意味がある。



高砂の松と住吉の松とは相生の松離れていても夫婦であるとの伝説を説き松の永遠、
夫婦相老(相生にかけている)の仲睦まじさを述べる。

粋な和風の余興として、人気が出てきています。
日本の文化は、勉強するとまだまだ知らないこと
が多く、新鮮です。
大切な日本文化を新郎新婦に是非伝えたい。

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