2013年10月16日水曜日

神職として大事は、「恕」の心。また夫婦の中でももっとも大事なのが『忠恕』なのだと思います。

私の大好きな孔子の「論語」の言葉に、『恕』が、あります。
平成二十年(2008年)のリーマンショックから、早五年と一か月が経ちました。 
景気は、何とか上向きになってきたと新聞では言います、
百貨店の売上が伸びてきたいとニュースが、言います。
ただ、まだまだ実感にわかない今日この頃。
日本の歴史を紐解く機会を頂き、          
昭和四年(1929年)の世界恐慌後
の日本を勉強しました。
世界恐慌後の不景気の中、日本も
同じく不景気でした。
経済が荒れる中、軍部ファシズムと
対抗して、昭和六年(1931年)76歳で
総理大臣になったのが、犬養毅。
天下の蔵相高橋是清と共に、
日本国をどうにか世界の不況の
渦から抜け出そうとした。

翌年の昭和七年五月十五日
5・15事件で海軍青年将校に襲撃          
を受け死去する。

その犬養首相が、総理大臣就任に
する前、昭和六年、孫に贈った書が、
『恕』である。

孔子の『論語』里仁第四ー「仁」ということ
の十五に「恕」が出てくる。

子曰く、参や、吾が道、一以て之を貫く。
曾子曰く、唯と。
子出づ。
門人問いて曰く、何の謂ぞや。
曾子曰く、夫子の道は、忠恕のみ

先生(孔子)が、曾子に呼びかけておっしゃった。
「参(曾子)よ、私の生き方は一つのもの
で貫かれているのだが」と。
曾子は、ただ「はい」と答えた。
先生は部屋を出て行かれた。門人達が、「何を言いたかったのですか?」と尋ねた。
曾子が言った。「先生が貫かれている生き方は、人を尊ぶまごころからの
思いやり、それに尽きる」と。

『忠恕』の字の作りは、「中と心」と「如と心」です。
「中心」とはまごころのこと、「如心」とは、自分の心の如く人の心をおしはかると言う意味です。
つまり、「人を尊び、まごころから思いやる」ことです。
「論語」で触れる「仁」にも通じます。

神主にとっても、この「忠恕」のこころが、最後、とても大事と考えます。
結婚式のお手伝いにしても、
結婚式をする、新郎新婦においても、新郎新婦が、まねくゲストに対しても
また、新郎新婦が作り上げる、
夫婦の中で、もっとも大切なのが、『恕』なのでは、
ないでしょうか?


0 件のコメント:

コメントを投稿