2013年10月17日木曜日

神職が、祭式の中で、階段を一歩づつ登ることに意味があるのですか?

毎月一日や十五日に神社に参拝にスタッフを連れて行きます。祈祷をしていただく中で、
スタッフからどうして、階段を一歩一歩登のですか?
何か意味があるのですか?と質問を受けました。


神前においては、場所、位置に上下がある

祭場における最高の位置が神座である
ことは言うまでもない。
従って祭場における位置の上下は
神座からの距離の遠近を基本原則
とする。次に、正中が上位。
正中というのは、神座の正面、正道
をいう。祭場において「左」「右」は
すべて神座を基準として『左』と
いうのは、神座からみて「左」
『右』も同様である。

祭場の位次として 正中が上位、左を次、
右をその次とする。

階段の昇降は、階を昇降するには、
正中を避け、下位の方の足より始め、
一階毎に足をすすめる。

だから、階段の左側は、左足が
外側となり、下位なので、左足
登り、右足揃え、左足上り、右足
となり、階段右は、右足が下位
となるから右足からスタートする。

この上位下位の足のすすめ方
は、すべて共通である。
神職が式次第にそって移動する際
すごくわかりやすい、

進む際は、下位から、これを覚える
方法は、
進下、退上、起下、坐上
しんげ、たいじょう、きげ、ざじょう
進むときは、下位の足から進める
後退する時は、上位の足から
起きる上がるときは、下位の足から
立ち上がり、坐る際は、上位の膝
から床に着く。

正中は、これを
進左、退右、起右、坐左
しんさ たいゆう、きゆう ざさ
と読む。

神社での参拝をしたときに、何か、気持ちの良い
作法は、心が残ります。

神社の境内が綺麗に掃除されていると
すっきりと気持ちが良いように、作法の綺麗な
姿を見せて頂くと、すっきりとした
空気感があり、気持ちが良いです。
さあ、今週末は神社に参拝に行こう!

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