2013年9月22日日曜日

神棚の祀り方 家庭に神様を祀り、家長がその姿を家の皆に見せるのが家庭円満の秘訣。

神棚を家庭に祀りましょう!

私の実家も今思い出せば、物心ついていた時からお祀り(おまつり)されていました。

毎朝母が、水を変えていたのを思い出します。また、その姿に疑問もなく、毎朝するものなのだと知りました。 夏休みや冬休みに母の実家(東大阪)や母の田舎(伊勢、宇治山田)の家に遊びに行くと同じように、お祖父ちゃん、お祖母ちゃん、伯父さん伯母さん、大叔父さん大叔母さんがやっていたから、私も同じように手を合わせて、時には、朝の水交換をしていました。

右にある写真は、私の会社の神棚です。
実家のものや、田舎のものは、縦型のもっと大きなものですが、
会社やお祖父ちゃんお祖母ちゃんの家にあったものは、このように
天井の近くに棚を作り、屋代をおいて、昨日のブログにかいた、
神饌(しんせん:お供えもの)を供えます。

神棚にお札をお祀りする

右の写真のような三社神殿の場合、中央1、向かって右が2、左が3の順番となります。
そして、  1・・・天照皇大神宮、 2・・・氏神神社神札、  3・・・崇敬神社神札
の順番にお札をそれぞれのお社にお祀りします。


お供えもの(神饌:しんせん)

折敷(おしき)と言われる右の写真のような木の入れ物に、お酒、お米、塩、水をお供え
します。 基本は、毎日これらをお供えするのが、基本ですが、私は、お水の交換だけに
なっています。
お正月や、毎月一日や十五日、家族の記念日(入学式や卒業式、誕生日、入試の前日など)
にはいつもより沢山のお供えをしました。
昨日のブログが、参考になると思います。


米・酒・塩・水の基本のお供え、ほかには
海川山野のものを用意します。
米・酒・魚・野菜・果物・塩・水の順番で、
神前に中央からむかって右、
次に左、次に右、左と順番にお供えします。

写真は、洗っていないお米ですが、
洗米の方が良いという説もあります。


神殿を拝する作法は、二拝二拍手一拝

神拝の作法は、神社でのお参り時と同じです。
二拝二拍手一拝(にはいにはくしゅいっぱい)というのが基本です。
神前、神棚の前に進んで少し頭を下げてから、二拝(深くお辞儀をします、90度)
そして、次に二回拍手をし、次に一拝します。
神前、神棚を退く時には、また軽く頭を下げて、離れます。

二拝二拍手一拝の後、出来れば祝詞を奏上しましょう。
祝詞は、前のブログにご紹介いたしました、祓詞(はらえことば)をゆっくりと一文字一文字を
読み上げれば、心温まり、気持ちがすっとします。
今日も一日がんばろう!と思います。

一日や十五日の大事な日には、祝詞も増やします。

私の母から教わったものは、次の通り
一 祓詞
二 身滌大祓(みそぎのおおはらい)
三 大祓詞
四 月並祭
五 家業繁栄祈願詞
六 祈念祝詞
七 伊勢内宮神前祝詞
八 稲荷大神秘文
九 仏説聖不動経
十 龍神祝詞
十一 心経奉讃文 
十二 摩訶般若波羅蜜多心経
を奏上します。

大体、一時間ぐらい掛かります。
でもこれらの祝詞とお経をあげ終わった後はすごく気持ちよく
風が通り、家族皆がニコニコと、それぞれの夢にむかい
そして日々の生活に継続して行うこともすべては自分のため
家族のため、会社のため、国のためと教えられました。

家族一つになることがもっとも自分を強くし、また親孝行、ご先祖孝行に
なり、その自分の姿を子に見せることが、将来自分達が先祖になった時に
家の繁栄、国の繁栄につながるのだと教えられました。
神棚と仏壇を中心とした、家族の絆作りをしたいたのだと思います。

今になりそれを知り、両親と先祖に感謝する次第です。






 




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