神饌=お供え物
神饌は、「しんせん」と音読する。神祇(じんぎ:天の神と地の神。天神地祇。)の聞食す御食事の
料である。神饌の「神」は「神祇の料」の意味であり、且又「神聖」の意味でもある。
古くは「御食(みけ)」、尊んで「大御食(おおみけ)」ともいった。
祭祀は、神祇に対し、衣(幣帛:へいはくー布帛)、食(神饌)、住(社殿)を備へ奉つて御存在同様
に「仕へまつる」ことであるが、中でも、神饌が第一であるから、「供へまつる」にあるとも言える。
即ち祭の守源が供物(くもつ)を案に載せた象形であるのでも知れる。
神饌は飲みものと、食べものとに分かれ、飲みものは水、酒(白酒、黒酒、醴酒にごりさけ、清酒)
など、食べものは、米(飯又粥)、餅、魚、貝、鳥、海菜、野菜、果実、菓子、塩などである。
是等の中で、欠くことの出来ぬものは、米・塩・水の三種である。
自宅にて神棚を設け、神饌を供える際、
酒、米、塩、水を基本として、日々のお供えをします。
私の場合は、毎朝、お水を新しくお供えをしています。
お酒、お米、お塩は、1日と15日の月2回交換してきました。
年に1回か2回は、月次祭を行います。
家の神棚では、酒、米、塩、水以外に、餅、海魚(白身魚:鯛、金目鯛、イトヨリ、等)、
野菜(大根、シイタケ、人参、なすび、ジャガイモ、アスパラ、ホウレン草等)
乾物=海菜(ワカメ、海苔、鰹節、とろろ昆布、高野豆腐、素麺、等)
鳥=玉子、果物を供えます。
そして祝詞です。
祝詞は、次回に説明致します。
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