昨日勉強した、易経の
六十四卦の中の五十番
火風鼎(てい)。
この鼎(てい)と言う字
は、鼎(かなえ)とも読
みます。
昔、中條高徳先生に、
「先生!息子三人目
が生まれました!」と
報告した際に、「おお、
男三人!鼎だね。
安定していい、川辺
家は発展するよー」
と言われた事を
思い出します。
鼎という卦は、改革、
変革の卦の後に来る、
つまり時代が新しく変
わりちょうど、幕末の変革である、無血開城されて、明治時代になった
その改革の後、過去の穢を取り除き、新しく作り上げていく、時。
ちょうど、「明治維新」のように、新しい時代がスタートする時を現す卦です。
その新しい時代に活躍する。成就安定の卦です。
鼎・かなえは、三本足の容器のこと。鼎の漢字に良く似た「鍋」でです。
この鍋の中に食材を入れて、下から、火を燃やし、調理していました。
調理した食物は、神や君主に献上、お供えされました。
食材を入れて、火を付けることにより、食材の原形、元の形はなくなり=変革し
新しい調理された、料理が出来上がります。この一連を表しているのです。
「三者鼎立」と言う言葉は、ひとつのものを三人で支え合って、一人では出来ない
仕事を三人なら成就する事が出来る。チームワークのある形。三本足が、
最小数の最大に安定する形なのです。
「鼎黄耳、金鉉。」=鼎には、柔軟従順であって中庸の徳を具えている。
この言葉の通りに、沢山の人々の間に立ち、よく話を聞き、
人々の架け橋になって活躍して欲しい。
そのように、漢字や言葉の意味を息子たちに伝えたいと思います。
鼎・かなえという漢字一つに深い思いとエピソードが詰まっている。
味わいがあります。
今日も秋晴れのような気持ち良い朝! 張り切って行きます!
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