2014年9月1日月曜日

家珍


「家珍」=「家宝」、私の大切な
家宝は、「家」になります。

祖先の「みたま」に
合一し、祖先の「み
たま」の延長として、
家族のみんなが一
つ生命に栄えて
いくところが、家。

先代からの繋がりを感じ、
感謝する、正月やお盆の
集まりは、とても大切な
「おまつり」です。

先日、大切な易の先生より教え
て頂いた、奥深く、納得のいく
言葉に、次の言葉があります。

『從門入者不是家珍』
(門より入る者は、是れ家珍に
あらず)。これは頭で覚えた
ものや人から聞いたものは
自分の宝ではないという
意味になります。

つまり、外から詰め込んだ
のではなく、自分自身の
内側からわき出てくるもの
が本物だという意味になります。

禅行の言葉でもあり、雪に触れなくても人は、『雪は冷たい』と云う。しかし、
実際に雪の中を素足で托鉢して歩いた者にとって「雪は冷たい」と云 う
常識だけにとどまらない。『雪は冷たい、雪は痛い、雪は暖かい。』と、
自分自身の心の底から云える。

なるほど、「経験が、家珍」になるのですね。人から、教えてもらう
ことではなく、自分自身が身を持って経験したことが、
『家珍』になる

自分自身で経験した事を言葉にし、形に残す
ことは、継ぎの世代にも繋げて行くことができ、
『祖訓』として代々と伝えることができると、
本当に「家宝」となる。『家珍』となる。

後から続く世代に親から、祖父から教えて頂いた事を残していきたい
と思います。これは、敬神生活の綱領につながる。
「神慮を畏み、祖訓を継ぐ」、これは、
日本人としてもっとも尊い教えです。

さあ!今日から9月1日!新しい月の始まり!がんばります。

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