昨日は、来週結婚式の方の新郎
様の家紋の手配を早急にした。
お客様の家紋は、丸に橘の紋。
「橘」は、田道間守(たじまもり)
という男が、垂仁天皇の命で
外国から探してきた珍果、それ
が橘だった。しかし、帰ったとき
には天皇はすでの亡く、御陵に
橘を植えた。改良されたのが、
いまのミカンである。奈良時代
に橘諸兄(もろえ)という偉人が
出て、一家を創設した。
この一族は、のち藤原氏に抑え
られてあまり発展できなかった
が、子孫は橘紋をつくって祖先
の栄誉を称えた。
家紋のルーツや、由来を調べて
みると、とても楽しい。ちなみに、
私、川辺の家紋は、丸に九枚笹
の紋。
谷崎潤一郎の『細雪』と言う小説
はササメユキと読ませる。大雪に
対する小雪の意味。ササも大竹
に対する小竹。この笹竹の中では
「九枚笹」紋が多い。
三枚ずつ向かい合って丸形に
校正された形がよい。
さらに五枚ずつになると、「十五
枚笹」、上下三枚ずつになれば、
「六枚笹」、笹に根があれば、
「根笹」という。
本来の意味は竹紋
と変わらず、瑞祥
(ずいしょう:めでたいしるし)的意味が多い。
使用する家は、清和源氏と藤原氏支流に多い。
実家の仏教の宗派が、浄土真宗にしても、この家紋である、
九枚笹の紋にしても、御先祖が、どうしてこの宗派を選んだ
のか、この紋を持っていたのかと調べることができたり、
その意思が確認できたら、楽しいだろうなと想像するのである。
家紋、神前式において、黒の羽織に付けるのは、やっぱり自分の
家の家紋を付けたい。男のこだわりとして、家紋の手配は、
したいものである。
さあ、今日から平成27年2月1日です。
一ヶ月頑張ります!
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