2014年10月20日月曜日

プロの仕事

昨日は、京都にて、日本の
結婚式を守る会代表並び
に、本手書き友禅の作家で
ある、秋山先生とのお時間
を頂き、お話をさせて頂く
機会を得ました。

京都における伝統技法、本
手書き友禅の打掛製作期間
は、一着約800日~900日。

それは、デザイン校正、色合
いの決定から、染め上がり
までの20以上の行程を踏み
ます。秋山先生以下、10名
の職人のチームワークで
一着の打掛を作品として世
に出すわけです。

その職人の方々は、もう65
年間、秋山章先生について、
仕事をされてきました。職人
の家四代に渡りされている
職人の家族もあるとのこと。

物を作る行程の中では、白い
絹羽二重の布に下絵を描く
職人、絵を染めていく中で糊
で染め分けを作る職人、
金箔を張り付ける、焼き付
ける、職人。これらの職人
プロの集まりで、一着の打掛
が完成します。

これは、我々の仕事においては、一つの結婚式(挙式+披露宴)を
チームワークで作り上げるのと同じだなと感じました。

同じ目当てに、つまり新郎新婦様からご両親、ご両祖父母、兄妹全て
の人に幸せな時間と空間を共有して頂きたい。という、目標に向かう中。
当日は、挙式を司る司祭(牧師や神職)、カメラマン、ヘアメイク、
披露宴においての介添え、音響担当、司会者そしてプランナー
のプロチームでの仕事です。

秋山先生曰く、「『仕事に(人が)就く』と言いますが、
あれば、違う、『人に仕事が、来る、就く』のです。」

我々のような職人の集まり、プロの集団は、時に自分の仕事に酔って
しまい、自分本位になってしまいます。これでは、チームワークが乱れ
ます。しっかりとした仕事をチームワークでするには、一人ひとりの
まず、人間性が、その人の魂の向上が必要となります。

「つまり、その人の魂が向上した時に、仕事が就いてくる、付いてくる」
のです。

結婚式に例えるとすると、新郎新婦様とご縁を頂き、本当に、神様からの
ご縁を頂き、この新郎新婦と出会い、ヘアメイクをさせて頂いている、
カメラマンとして写真撮影をさせて頂いている、この感謝の気持ちを持って
出会いに感謝できる人間、人となって初めて、プロの仕事となる、

そのプロの集団で、仕事が完成されて、初めて、新郎新婦に喜んで
頂けるのだと確信しました。

仕事に就くのではなく、人に仕事が就く

改めて、仕事の姿勢とチームの心を一緒に向上したいと思いました。
神に与えられた仕事、天職、
その仕事に付ける喜びと感謝を神、そして新郎新婦に捧げ
その仕事に相応しい人間に、魂に向上する。

プロの仕事には、魂の、心の向上が必要です。
今日からまた、精進をしてまいります。






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