2013年12月25日水曜日

生きると言う事の大切さ

昨日、久しぶりに映画に行きました。
小説を夫婦でも読み、二人とも行き
たいと思っていた、『永遠の0』を見
に行きました。やはり、泣きました、
家に帰り、今朝まで、ずーっと
心に響いています。
「生きる」ということ

戦時中、なかなか言葉にして言え
なかった、生きて帰るということ、
映画のシーンにおいては、
特攻が決まり、明日特攻に行く
前に、主人公達が、川に足を入れ
今まで、ふつうに、何も思わなかった
足を川に入れた時の水の冷たさ
鳥のさえずりや虫の声
草や木を見ること、これらすべて
が、何か愛おしく思います
と言う言葉に、私の心は、震えました。

このセリフが頭から離れなかった。
あの思い、特攻=死、それを目前にして
「生きるということ」が、いかに大切なのかを教えてくれる言葉でした。

国のため、自分たちの国家、家族、大事な妻、子供を守るためと
思い、特攻に行かれた人。

森信三先生の『人生二度なし』と言う言葉、「この人生の最大事実」に
対して、無関心であったように、再び思いました。
もっと真剣に生きよう、もっともっと大切に生きようと思いました。

また、森先生の言葉を借りるとしたら、私たちは、自分の好きな物、
たとえば菓子とか果物などを貰ったら、それのなくなるのが、
いかにも惜しいと思い、惜しみ惜しみ食べる。
なのに、最も惜しまねばならない自分の生命に対しては、それほど
惜しまず、あと何年生きられるのかも考えて事がない。

また、一日の遠足についてさえ、いろいろとプランを立て、種々の
調査をする。なのに、二度とない人生については、人々は果たして
どれほどの調査と研究とをしているのか。日一日と減っていくのに、
45歳の私は、人生の二分の一は、終わったのに、もっと計画を
立てて生きないといけない。

自分が天よりうけた力を、この肉体的生命
の許される限り、十分に実現して人々のた
めに尽くし、さらにこの肉体の朽ち果てた
後にも、なおその精神がこの国土に残って、
後にくる人々の心に同様な自覚の火を点ず
ることがあるように、生きる。

その人の生前における真実の深さに比例して、
その人の精神は死後にも残る。

永遠のゼロは、本当に大切な映画と思う。
戦争物と言うよりも、明治維新後、世界を相手に、
主に、西欧の列強が、アジアを植民地化していく
中、日本を植民地化から守ってくれた日本の
先人の事を私たちは忘れてはならない。
戦争、人間同士が殺し合うのは、絶対にダメで
ある。しかしこの平和の時代において、いかに
平和に感謝をして、大切な人生、命、
生きることを後からくる人々に伝えるかが、
我々40代の大切な仕事である。

 

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