2015年7月20日月曜日

京都 友禅 秋山章先生の打掛に惚れ込む

和の結婚式のお手伝いが増え、着物
の研究をしていくと、やはり、京都
友禅に辿り着く。

京都の北区にある先生のアトリエに
お尋ねし、私の人生においての
転機となる深いご縁を頂いた、友禅
作家:秋山章先生。

花嫁の幸せを祈り、祈念して
アトリエでの作品の制作に入られる
先生は、本当に敬服致します。

着物には、大きく分類すると先染め
と後染めの二種類ある。

先染めは、着物を機にて織る際に、
糸を先に染めたものを織っていく物
有名なのは、西陣織りなどがある。

後染めは、着物の機を先に白い絹で
織り、駒塩瀬 羽二重に出来あがた
布に、手で絵を描く着物。一着一着を
手作業で、絵を描くのが、友禅の
着物である。 だから、それぞれが
芸術作品なのである。

金箔を貼る

また、貝螺鈿と言われる、貝の輝く
部分を貼る。

このような後加工の技術がかなりの
歴史の中で創り上げられ、総絵羽の
友禅の打掛が出来上がる。

総絵羽というのは、絵に切れている
ところがないもの。

つまり、一反の着物から先染の生地
を織り、それを着物にすると、絵の
続きが、切れてしまう場合がある
が、友禅の総絵羽は、それがない
なぜならば、後から染めて、、
一枚の絵になるように作り上げるから
である。

この工程を見る機会を得た。

感動した。本当に、貝の裏側の輝く
部分をつかい、それを一つ一つ
柄に合わせて、手作業で生地に
貼っているのである。

一着の作品に約900日かけて
創り上げるこの着物は、芸術作品の
極みである。

この芸術作品をどのように、新郎新婦
に惚れ込んで頂き、着物の良さを理解
頂き、結婚式当日の日にお召頂き
胸を張って、披露宴を楽しんで
頂きたいです。

結婚式当日の花嫁、また花嫁のお母様
は、ゲストの方が、特に新郎様の主賓の
お客様には、とても気にされ、どのように
披露宴中にご覧いただけるのかをすごく
心配されている花嫁様が多いです。

その花嫁を一層雅に輝かせるのが、
この友禅の色打掛、貝螺鈿の作品
です。どのゲストも、初めて見る輝きに
歓声が上がります。

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